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OBSビットレートの決め方

OBSのビットレートは「上り速度の最大値」に合わせる設定ではありません。配信先の推奨値と、実際に安定して使える回線余裕の両方から決めます。

更新:2026年9月22日NARABI編集部実用ガイド
先に結論

ビットレートは「1秒あたりに送るデータ量」

映像ビットレートを上げれば、同じ解像度・同じエンコード条件では圧縮に使える情報量が増えます。ただし、配信先が受け付ける範囲を超えたり、上り回線に余裕がなくなったりすると、視聴者側の画質以前に送信が不安定になります。

逆に下げすぎると、動きの大きいゲームや細かい文字でブロックノイズや輪郭の崩れが目立ちます。つまり「高ければ正解」ではなく、解像度とFPSに必要な量を、回線が安定して送れる範囲で選ぶのが基本です。

YouTube公式の現行H.264推奨値

2026年9月22日に確認したYouTube公式ヘルプでは、H.264の推奨映像ビットレートは次のように示されています。

解像度 / FPSH.264 推奨映像ビットレート向く場面の考え方
1080p / 60fps12 Mbps動きの多いゲーム、60fpsを維持したい配信
1080p / 30fps10 Mbpsトーク、作業、動きが比較的少ない配信
720p / 60fps6 Mbps回線やPC負荷を抑えつつ滑らかさを優先
240p〜720p / 30fps4 Mbps軽量な配信や回線余裕が小さい環境

YouTubeの推奨値は変更される場合があります。配信直前は公式ヘルプを再確認してください。

上り30Mbpsでも「30,000kbps」にしない

速度テストで上り30Mbpsと表示されても、その30Mbpsを映像だけで使うわけではありません。Wi‑Fiの変動、家庭内の別通信、音声、配信ソフトのオーバーヘッド、ISP側の混雑などがあるためです。YORIDOKOの計算機は、プラットフォームと画質の一般的な範囲を基準にしつつ、入力した上り回線の約70%以内に収まるよう安全側へ調整する考え方を採っています。

例:上り 20 Mbps × 0.70 = 14 Mbps を「回線側の安全上限」の目安として見る

1080p60でYouTubeの現行H.264推奨が12Mbpsなら、この例では回線側の14Mbps目安に収まります。ただし、実際の回線が夜間に8Mbpsまで落ちるなら成立しません。重要なのは最大値ではなく「配信時間帯に安定して出る値」です。

設定手順はこの順番が分かりやすい

  1. 配信先を決める。
    YouTube、Twitchなどで推奨値・上限が違います。
  2. 解像度とFPSを決める。
    PC負荷とコンテンツの動きに合わせます。
  3. 有線接続で上り速度を複数回測る。
    本番と近い曜日・時間帯でも確認します。
  4. 推奨範囲と回線余裕の両方を満たす値を選ぶ。
    回線速度だけで決めません。
  5. OBSでテスト配信する。
    ドロップフレーム、配信先の状態表示、音声同期を確認します。

Wi‑Fiで配信するときはさらに余裕を取る

Wi‑Fiは同じ場所でも干渉や端末数で速度・遅延が変わります。速度テストが十分でも、配信中に瞬間的な落ち込みが出ることがあります。可能なら有線LANを使い、Wi‑Fiしか使えない場合は計算値を上限まで使わず、テスト配信で余裕を確認します。

画質が悪いとき、ビットレート以外も見る

エンコーダ負荷

PC側がエンコードに間に合っていない場合、回線を上げても改善しません。OBSの統計でレンダリング・エンコード遅延を確認します。

解像度の上げすぎ

1080p60を維持できないなら、720p60や1080p30へ落とした方が見やすくなることがあります。

ゲームの動き

同じビットレートでも、静止画中心と激しいFPSゲームでは圧縮の難しさが違います。

視聴側の再エンコード

プラットフォーム側で複数画質へ変換されるため、自分の送出設定だけが最終画質を決めるわけではありません。

本番前チェック

確認した情報源

仕様や制度は変わることがあります。この記事では、サービスの実装内容と公式情報を分けて確認しています。

  1. YouTube:ライブ エンコーダの設定、ビットレート、解像度
    H.264推奨ビットレート、キーフレーム、CBR等の公式設定。
  2. YORIDOKO OBSビットレート計算
    回線速度・解像度・FPSから安全側へ調整する現行ツール。
NEXT ACTION

自分の条件で計算する

配信先・解像度・FPS・上り回線を入力すると、安全側の映像ビットレート目安を確認できます。

OBSビットレート計算を使う →

あわせて確認

この記事は検索語を増やすための薄い量産ページではなく、読者がその場で判断し、次の行動へ移れることを目的にNARABI編集部が作成しています。