人工芝の必要量・ロール本数の計算方法
人工芝は17㎡だから17㎡分買えばよい、とは限りません。固定されたロール幅に合わせて何列切るかで端材が変わるため、向きを含めた「割付」で考えます。
- ロール幅が固定されているため、施工幅に何列必要かを先に出します。
- 長方形なら90度回した配置も計算し、総延長が短い向きを比較します。
- 芝目の向き、継ぎ目位置、障害物、端部カットを考えると、数学上の最小値が施工上の最適とは限りません。
- ジョイントテープ、防草シート、固定ピンも同時に見積もると買い忘れを減らせます。
なぜ「面積」だけでは足りないのか
たとえば5.2m×3.4mの庭は17.68㎡です。1m×10mの人工芝なら1本10㎡なので、単純な面積計算では2本で20㎡、足りるように見えます。しかし1m幅のロールを5.2mの辺に並べると6列必要です。各列を3.4m使うなら総延長は20.4m。10mロールでは3本必要になります。
必要総延長 = 列数 × 1列の長さ
固定幅のロール材は、「何㎡あるか」より「何列に切るか」で端材が変わるのがポイントです。
5.2m×3.4m、幅1mの例を2方向で比べる
| 敷く向き | 列数 | 1列の長さ | 総延長 |
|---|---|---|---|
| 幅5.2m側へ1m幅を並べる | ceil(5.2÷1)=6列 | 3.4m | 20.4m |
| 90度回して幅3.4m側へ並べる | ceil(3.4÷1)=4列 | 5.2m | 20.8m |
この例では20.4mの向きがわずかに短くなります。ただし、庭の見え方や芝目、継ぎ目を目立たせたくない方向があるなら、0.4mの差より仕上がりを優先する判断もあります。
人工芝の購入量を決める7ステップ
- 施工範囲を長方形に分けて測る。
L字なら2つの長方形に分け、通路・花壇・室外機などをメモします。 - 商品のロール幅と販売単位を確認する。
1m幅、2m幅、固定長、切り売りなどで計算が変わります。 - 標準方向の列数と総延長を出す。
- 90度回した方向も出す。
- 芝目と継ぎ目位置を見て向きを決める。
- カットロス・微調整分を見込む。
NARABI つくるでは5%・10%・15%の予備率を切り替えて比較できます。 - 副資材を同時に確認する。
防草シート、ジョイントテープ、固定ピンなど商品仕様に合わせます。
予備率5%・10%・15%は「正解の割合」ではない
予備率は、複雑な形状、斜めカット、障害物、施工経験、商品単位によって必要量が変わります。NARABI つくるの5%・10%・15%は、少なめ・標準・多めを比較するための計画値です。「人工芝は必ず10%余分に買う」という意味ではありません。
四角くて切断が少ない場所と、植栽・柱・曲線が多い庭では同じ予備率で考えない方が自然です。最終的には現場形状と商品の施工説明を優先します。
ジョイントテープは面積ではなく継ぎ目長で考える
1m幅の人工芝を6列敷くなら、列と列の間の継ぎ目は基本的に5本あります。各継ぎ目の長さが3.4mなら、単純化した継ぎ目長は17mです。実際は端部処理、施工方法、商品指定で変わるため、テープの必要長はメーカー説明を確認します。
固定ピンは外周だけでは決められない
外周の長さとピン間隔から概算できますが、中央部、継ぎ目、風の影響、地盤、商品仕様によって追加固定が必要な場合があります。ツールの値は買い物計画の出発点として使い、施工説明書が指定する本数・間隔を優先します。
買う前に現場で撮っておく写真
- 施工範囲全体
- 排水口・桝・室外機・柱
- 段差と境界
- 曲線部分
- ロールを搬入する通路
- 芝目をそろえたい見え方(家側・道路側)
寸法だけでなく障害物の写真を残すと、ホームセンターや施工説明を確認するときに判断しやすくなります。
確認した情報源
仕様や制度は変わることがあります。この記事では、サービスの実装内容と公式情報を分けて確認しています。
- NARABI つくる
ロール材、予備率、副資材を含めた現行計算機の仕様。
庭の寸法から一式計算する
NARABI つくるは、ロール方向を2通り比較し、主材だけでなく予備・副資材・余りまでまとめて確認できます。
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